2022年3月12日
Category:豆知識 Tags:七五三着物行事

日本の文化豆知識〜七五三編〜

Q.祝い着に家紋は必要ですか?その場合の家紋は?

A.男児の場合は、家の紋を付けるのが一般的です。
5歳の祝い着は、きもの、羽織とも五つ紋付にしますが、お宮参り着は紋入れが間に合わない場合も多いので、それほど気にする必要はありません。
それに対して、女児の場合は、紋の寸法が小さいうえ、紋が目立たない多彩な柄の祝い着が多いので、無地の祝い着などを除いては、近年はほとんど付けません。

Q.子供のきものには「背守り」を付けるのですか?

A.背守りとは、赤ちゃんのきものの背に、お守りとして色糸で縫い付ける印の一種です。
地方によって様々な形があり、昔は、生まれたときの産着に付けることが多かったようです。
現代では、産着もほとんどは洋服になり、背守りはあまり用いられなくなりました。

Q.美容室で日本髪を結ってもらうときに必要なものは?

A.最近は、新日本髪として髷を自由にアレンジすることが多いので、髪飾りに特に決まりはありませんが、予約のときに年齢と希望する髪型を伝えておくとよいです。
お手持ちの髪飾りがあればそのときに。
簪(かんざし)や鹿の子の手絡(てがら・日本髪を結う際に、髷に巻きつけるなどして飾る布のこと)には様々な種類があり、お子様の体格や髪の量に合わせて。

Q.7歳は腰揚げをしないほうがよいの?

A.3歳には腰揚げが必要ですが、7歳以上は近年は、おはしょりを取って着るほうが仕上がりがきれいに見えるため、祝い着の腰揚げをしないほうが多いようです。
なお、実際に着る際は、薄手の補正用にタオルを1~2枚と子供用の腰紐や帯枕、吸湿性の良い肌着をご用意されることをお勧めします。

Q.祝い着をできるだけ永く着るためには?

A.七五三の祝い着は一般的に、大きめの寸法で作り、あげを取っておくものですので、その折に調節して着ることができます。
たとえば、お宮参りのきものを直して、3歳まで着ることができ、また、昔と現代では基本的な仕立てがさほど変わりませんので、お母様お祖母様のきものを年を経て代々お召しになることができます。

七五三は家族が子供の健やかな成長をお祝いする行事です。
子供に持たせる千歳飴には、元気の育つよう、また長生きするように、という願いがこめられています。

おめしやではお子様の節目の思い出を大切に残していただけるためのお手伝いをいたします

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